寺院紹介

寺院概要
自然寺について
●名称の由来
このお寺は、山号を所沢山(しょたくさん)といいます。院号は、無量院(むりょういん)です。
寺号の“自然”という言葉は仏教語では呉音でジネンと発音します。
一般語のシゼンと同じような意味ですが、
とくに「阿弥陀さまの救済に一切を委ねる」という他力を意味している言葉です。
仏教には、この他力の考え方に基づいて「あるがままに」という意味で
「自然法爾(じねんほうに)」という熟語もあります(法爾自然ともいいます)。
浄土宗の開祖・法然上人は、この言葉からその名を命名したといわれています。
自然寺の名は、そういう仏教的な意味に一般語のnatureの訳語としての「しぜん」という意味も含めて決めました。

●設立の経緯
開山・藤木雅清は、平成15年6月10日、浄土宗から国内開教使の認証をいただきました。
新しくお寺を建立するために活動することが正式に認められたのです。
8月1日、浄土宗から寺院としての認証、および住職の認証を受けました。
浄土宗埼玉教区第一組第四部に所属することになりました。
平成19年11月、埼玉県知事から宗教法人の認証を受け、同月22日登記しました

●所沢市で唯一の浄土宗寺院
所沢市は人口30余万人を擁しますが、浄土宗寺院は1カ寺もありませんでした。
市の近郊を見渡しても、所沢市を含めた11市2町(西隣から入間市、飯能市、日高市、狭山市、大井町、上福岡市、三芳町、富士見市、志木市、朝霞市、新座市、和光市)で、浄土宗のお寺は富士見市と新座市に各1カ寺ずつあるだけです。(平成15年6月現在)
この“所沢圏”ともいうべき地域は、人口ではさいたま市を上回ります。
この地域は他の首都圏都市同様、地方から転居してきた、いわゆる“分家初代”の人たちが多く住んでいます。
そういう人たちのなかには「先祖代々浄土宗の寺の檀家だった」という人も少なからずおられるものと思われますので、そういう方たちを中心に、新しくご縁を結んでいきたいと考えています。

●まだ墓地はありませんが・・・・・
現在は、墓地はありません。
土地ができるまで、遺骨をお預かりすることは可能です。
お預かりした遺骨は、毎朝の“おつとめ”で住職が懇(ねんご)ろに回向しております。